
イスラエル軍は7日、同国内に向けてイランからミサイル攻撃があったと発表した。イスラエルメディアによると、イランによるイスラエルへの攻撃は、米イスラエルとイランの間で4月上旬に一時停戦が成立して以来初めて。イラン革命防衛隊司令部はタスニム通信に対し、イスラエルがレバノンの親イラン民兵組織ヒズボラに対する攻撃を停止しなければ、「より壊滅的な打撃」を加えるとした。
米ニュースサイトのアクシオスによると、トランプ米大統領はイランの攻撃を受け、イスラエルのネタニヤフ首相と電話会談を行った。トランプ氏は電話会談に先立ち、ネタニヤフ氏に反撃しないよう求める意向をアクシオスに明かしていた。
また、トランプ氏は米FOXニュースに対し、米イラン間の戦闘終結に向けた合意が今月10日までに成立する見通しだったと説明。イスラエルによるレバノン攻撃は「気に入らない」と述べ、イランに対しては「ミサイルを撃ったのだから十分だろう。交渉に戻って合意を結べ」と述べた。
イスラエル紙ハーレツによると、イランはイスラエル北部に向けて攻撃した。イスラエル軍は、イランのミサイルを全て迎撃したと主張。命令が下されれば、いつでも報復攻撃できる態勢を整えたという。イスラエル軍はこれに先立ち、レバノンの首都ベイルート郊外のヒズボラの拠点を攻撃したと発表していた。
イスラエルとヒズボラの戦闘について、トランプ氏は7日放送の米NBCテレビ番組で、米側としては、両者の停戦をイランとの戦闘終結の条件として要求していないと説明した。番組は5日に収録された。(ワシントン 杉本康士)